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初心者のためのJupyter入門

Markdownでドキュメントを書こう (3/5)

作成:2018-01-27 11:02
更新:2018-01-27 11:02

■リストの作成

やや複雑な記述が必要となるのは、リストとテーブルでしょう。まずは、リストから書き方を説明しましょう。

●リスト
+項目1
-項目2
*項目3
基本的なリストは、冒頭に+-*のいずれかの記号を付け、半角スペースを空けてテキストを書けば自動的にリストとみなされます。これは単純ですね。記号は、全部同じものに揃えなくても認識されます。

●番号付けリスト
1. 項目A
2. 項目B
3. 項目C
冒頭に番号をつけたリストは、数字の後にドットを付け、更に半角スペースを空けてテキストを書けばリストとして扱われます。

非常に面白いのは、「最初につける数字は、実は重要ではない」という点です。実際に表示される番号は、冒頭につけられた番号とは関係なく1から順に割り振られます。例えば、
9. 項目A
9. 項目B
9. 項目C
このように記述したとしても、それぞれの項目にはちゃんと1から順に番号が割り振られます。「数字+ドット+半角スペース」という形の記述であれば、リストとして認識されるのです。

●階層化リスト
* 階層1
    * 階層2
        * 階層3
リストは、階層的に表示することもできます。これは、各行のインデントでチェックされます。タブまたは半角スペースを使って行の開始位置を右にずらして記述すると、その手前の項目の中に組み込まれたリストとして扱われます。

●<ul>, <ol>によるリスト
<ul>
<li> 項目1</li>
<li>項目2</li>
</ul>
Markdownでは、HTMLの<ul>タグを使ったリストもそのまま表示することができます。HTMLのソースコードからコピペして利用するような場合には役立ちます。ただし、一から書く場合は、面倒なのでこれは使わないでしょう。

●<dl>によるリスト
<dl>
<dt>項目A</dt>
<dd>ディスクリプション</dd>
<dt>項目B</dt>
<dd>ディスクリプション</dd>
</dl>
HTMLの<dl>タグを利用したリストも作成できます。これは<dl>タグの中に、<dt><dd>でタイトルとディスクリプション(説明文)を記述し作成します。

これは、<ul>などのようなリストとは表示スタイルが少し違うので、利用する価値はあるでしょう。やや長い説明をリストとして表示するような場合には便利です。

――リストといってもずいぶんといろいろな形があることがわかりますね。では、簡単な利用例を下に掲載しておきましょう。

※プログラムリストが表示されない場合

AddBlockなどの広告ブロックツールがONになっていると、プログラムリスト等が表示されない場合があります。これらのツールをOFFにしてみてください。

●プログラム・リスト●

###### 一般的なリスト
- Windows
* macOS
+ linux

###### 番号付けしたリスト
0. android
0. iOS
0. ChromeOS

###### 階層化されたリスト
* 最初の階層
  * 中の階層
    * 更に中の階層
  * 中の階層2
    * 更に中の階層2
* 最初の階層2

###### <dl>によるリスト
<dl>
<dt>項目A</dt>
<dd>説明のテキストです。</dd>
<dt>項目B</dt>
<dd>説明のテキストです。</dd>
<dt>項目C</dt>
<dd>説明のテキストです。</dd>
</dl>

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