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初心者のためのJupyter入門

Markdownでドキュメントを書こう (4/5)

作成:2018-01-27 11:04
更新:2018-01-27 11:04

■テーブルの作成

テーブルは、少しだけ複雑です。といっても、基本ルールがわかればだいたい記述できるようになるはずです。

テーブルの基本形は、|-です。|がテーブルの各項目の左右の仕切り、-がヘッダーと本体の間の仕切りを示します。基本的な形は以下のようになるでしょう。
| header 1 | header 2 | …… |
|----------|----------| …… |
|  data 1  |  data 2  | …… |
 ……以下、必要なだけ記述……
一番最初に、ヘッダーとなる行を用意します。各列のタイトルとなるものですね。これは、それぞれの列の間に|を入れて区切ります。

その次には、仕切り線となる行を記述します。これは、||の間の部分を-記号で埋めたものです。1行目と、この2行目を記述することで、これがテーブルであると認識されます。

3行目以降に、テーブルに表示するデータを記述していきます。データとデータの間は|で仕切っていきます。

この構造からわかるように、テーブルは必ずヘッダーを用意しなければいけません。また本体のデータ部分に仕切り線などを入れることはできません。

●文字揃えの指定
テーブルでは、各列ごとに文字揃えを指定できます。これは、ヘッダーとの仕切りの部分に指定をします。
| left | center | right |
|:-----|:------:|------:|
見ればわかるように、仕切りの-記号の端にコロン()記号がありますね。これの位置によって、テキストの揃える位置が変わります。左端にをつければ左揃え、右端につければ右揃え、両方につければ中央揃えとなります。


■各行は揃えなくてもOK!

ここまでの説明を読んで、「たくさんの項目を書く場合は、横幅をきれいに揃えるのが大変だな」と思った人、いませんか。

実をいえば、テーブルは、それぞれの項目の横幅は揃える必要ありません。「ヘッダーをきちんと用意する」「データは1つ1つ|で区切る」ということさえきちんとしてあれば、きれいにテーブルとして整形されます。

下に簡単な例を挙げておきましょう。これで、きれいにテーブルが作成されます。各項目の横幅はまったく不揃いですが、これで問題ないのです。

※プログラムリストが表示されない場合

AddBlockなどの広告ブロックツールがONになっていると、プログラムリスト等が表示されない場合があります。これらのツールをOFFにしてみてください。

●プログラム・リスト●

###### テーブル
|A|B|C|
|:-|:-:|-:|
|10|20|30|
|100|200|300|
|0.01|0.02|0.03|
|11111|22222|33333|

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