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初心者のためのJupyter入門

Jupyter labを活用しよう (5/6)

作成:2018-01-27 10:33
更新:2018-01-27 10:33

■コンソールについて

labでは、ノートブックとは別に「コンソール」を開くこともできます。コンソールは、カーネルとやり取りをするだけのシンプルなインターフェイスです。これは、ランチャーから「Console」の「Python 3」アイコンをクリックすると開けます。

コンソールは、ウインドウの下部に入力エリアがあるだけのシンプルなものです。ここで文を記入しEnter/Returnすれば、それが実行されます。Pythonのインタラクティブシェルと同じものと考えれば良いでしょう。

ノートブックと異なり、コンソールは実行結果を保存できません。ただ、その場で実行するだけです。ですから、ノートブックとは別に、ちょっとPythonのコードを実行したい、というような使い方になるでしょう。


■ノートブックからコンソールを作る

非常に面白いのは、編集中のノートブックの中から新たなコンソールを開くことができる、という点です。これは、<Notebook>メニューの<Create Console for Notebook>メニューを選びます。画面に新しいコンソールが開かれますが、これは編集中だったノートブックのカーネルから作成されたものです。つまり、実行しているカーネルはノートブックと共通です。

コンソールからは、ノートブックで実行した変数などをそのまま利用することができます。逆にコンソールで変数などを作成すると、その変数がノートブックで使えるようになります。

またノートブックのセルを実行すると、その実行内容と結果がコンソール側にも出力されます。完全にノートブックのコード実行とコンソールが一体になっていることがわかるでしょう。

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